「人生で一番、厳しくまた充実した日々でした。
訓練は厳しく、夜遅くまで準備をする毎日でした。同期と準備し、練習し、万全の状態で訓練に臨んだとしても、自分の思い通りのフライトができず、教官に怒鳴られ、また同期と話し合いフライトに臨む毎日でした。
初期は帯広で訓練しましたがフライトにも余裕ができた頃、目の前に広がる広大な大地と澄み渡る空、その中で自分がこの飛行機を操縦しているとふと気づいた時は感慨深く感じました。
また同期と夜な夜な飲み、語り合った日々は今でも大切な思い出です。」
「副操縦士昇格訓練では、今までの小型機から旅客機に移行する訓練です。
今までの航空機とはsystemも圧倒的に複雑になり、覚えるべき知識量も手順も桁違いに多かったです。
毎日同期と共に夜まで勉強しました。」
「エアラインパイロットになったきっかけは幼少のころ上空でコックピットに入れてもらった経験です。
入った瞬間一面に広がる空と雲、パイロットの方と何を話したかは覚えていないのですが、そこにいるパイロットがとてもかっこいいと感じました。
今は禁止されているのでコックピットに入ることはできないのですが、自分の人生を変える経験でした。
パイロットになると世界中の景色を見ることができます!
夜の満天の星空から新雪が降りたての富士山、他の国に泊まることもあります。
他の仕事では体験できないような人生を送ることができます。
またプロフェッショナルとして生涯追求していける仕事です。
やりがいのある仕事ですよ。」